先日、相模原支部主催の相続税セミナー&個別相談会に相談員として参加しました。

相模原支部の社会活動の一環としての活動で、昨年度から行っています。

私は、今回が初めての参加でしたが、大勢の方に集まって頂き、相続税に対する関心の大きさを感じました。

残された人が困らないようにと相談にいらした方、将来親が亡くなったときに相続はどうなるんだろうかと心配されている方、様々な相談がありました。

財産・負債の棚卸

相続税の基礎控除が下がり、資産家でない普通の人たちまで相続税を心配しなければならないと盛んにメディアで取り上げられているせいでしょうか。皆さん、我が家は相続税の申告をしなければならないのか。その場合はどうすればいいのか。そんな不安でいっぱいのようでした。

とにかく、財産や負債の棚卸をしてみましょう。そうすれば、自ずと答えは出てきます。

国税庁の㏋に、相続税のあらましと申告の要否の簡易判定シートが掲載されています。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/sozoku-tokushu/souzoku-aramashi.htm

 

終活の一環として

最近は、終活も話題になっています。財産の多少に関わらず、一覧表にしてご自分の財産や負債がどこにどれだけあるのかを明らかにすることによって、ご自分のこれからの生活を見直すことができたり、また残された家族の負担を減らすこともできるのではないかと思います。

エンディングノートにも、財産や負債について記入するページがあります。そういったものも利用するのも一案かと思います。

 

1組30分のいう制限の中ですので、踏み込んだ相談まではできませんでしたが、普段税理士と接する機会のない方たちに税理士という存在を知って頂けたと同時に少しでも不安な気持ちを解消して帰って頂けたかなと思っています。