先日、会計ソフトのfreeeの担当者と話す機会がありました。

私がなじみのある従来の会計ソフトは、ある程度の簿記の知識がないと試算表が作成できません。

しかし、freeeソフトは、簿記の知識が全くない人でも試算表ができるようにするといったコンセプトで作られています。そのことが、簿記の知識のある人にとってはなじみにくさがあることも確かです。

でも、担当者と話をしていて、そういった固定概念を払拭することも大切かもと思いました。

経理をするということにいかに時間をかけないで、きちんとやっていくのか。起業したばかりで、全部ひとりでやらなければならない社長さんにとっては強い味方かもしれません。

領収書をスマホで撮ったりスキャンすることでソフトに読み込ませることができます。スマホ時代の今、スマホで写真をとるということに関しては面倒くさいという感覚が全くないのかもと思いました。もちろん、通帳やカード明細の読み込みもできます。そこからの作業が手間だという方に対しては、会計事務所がフォローできます。データを共有できるクラウド会計の強みです。

会計事務所で働き始めたころ、OCRというものがありました。OCR伝票に仕訳を記入してそれをパソコンに読み込ませるといったものです。顧問先の経理担当者が記入したOCR伝票をそのまま読み込ませることができるということで当時はとても便利に思えました。もう今ではその存在を知っている人も少ないかと思います。時代は変わっていきます。

これからは、最小限の入力で、時間をかけずということになっていくのでしょう。顧問先も事務所も効率化でき、その分、違ったサービスに注力できるということですね。

経理を知らなくても誰でもできるということですが、やはり何もわからないままでは時間もかかると思います。そんな方たちに導入のお手伝いができればと思っています。