久しぶりに友人と会うと「お母さん、お父さんはお元気?」という話になります。今までは、「元気だよ」という返事が多かったのですが、最近はどうも様子が違ってきました。

お母さんが介護施設に入居したとか、両親を自分の家の近くに呼び寄せたとか、具体的な話を聞くようになりました。

親世代が高齢になってきており、どの家庭も親の介護問題が現実のこととなりつつあるようです。

先日はテレビで老老介護ではなく認認介護が増えてきたという話をしていました。認認介護とは認知症の人が認知症の人を介護するということです。テレビでの様子を見ていると、認認介護は危険と隣り合わせでした。例えば火の始末です。火を使っているときに何か他の事件が起こると火をつけていることを忘れてしまいます。

側に子供や親戚など、手助けをしてくれる人がいれば、例えばオール電化にするとかそんなアドバイスもできるかもしれません。そうでなければ、この生活をどうやって改善して安全に快適に暮らせるかを本人たちで考え、行動することは困難です。行政に頼るしかないのでしょうが、sosを出さなければ助けることもできません。

そのご家庭は、奥様がデイケアに通所していたので、これからも手助けを受けることができるであろうことが幸いでした。

少子高齢化と言われて久しいです。子供を産み育てやすい環境整備も大切ですが、これから団塊の世代の方たちが高齢者の仲間入りをされます。介護問題は待ったなしです。老老介護、認認介護のみならず晩婚化による高齢出産で子育てと親の介護の両立といった問題、働きながらの親の介護等々、問題は山ずみです。

今、介護施設で体の動きをサポートしたり話相手になる介護ロボットを導入しているところが増えているそうです。ロボットたちが老人家庭の安全を守ってくれる。ロボットたちが老人家庭の健康管理をしてくれる。介護ロボットの進歩に一筋の光明があるような気がします。ロボットと人とのコラボによって、高齢者も家族も安心して暮らせるようになればいいなと思います。

ゴールデンウイーク、久しぶりに義父と母に会いに行ってきます!!