8月1日、来春卒業予定の大学生の大手企業の採用選考が解禁されました。猛暑の中、学生たちは、スーツ姿で就職活動をしています。

マイナビの調査によると、企業がクールビスを奨励していることを告知していない場合、クールビスで活動をする学生は5.8%、クールビズを奨励していることを告知している場合でもクールビスで活動する学生は60%だということです。

そして、アンケート調査によると そもそもクールビズを告知している企業、官公庁は30%にすぎないということです。

また、大学の就職課には、『クールビズでと言われたけれど、どんな服装をすればいいでしょうか?』との相談が寄せられているとのこと。

服装で、合否が決まっては大変、みんなと同じ服装をしなきゃ、という強迫観念でしょうか?

私が採用担当者なら、この猛暑の中、スーツ、ネクタイを着用している画一的な学生より、自分の頭で考え、TPOに応じた服装をしている学生を採用するんじゃないかなと思ったりするのですが・・・。

そして、私が採用担当者なら、クールビズを奨励していることを学生にしっかり告知します。この猛暑の中、スーツ姿ではあまりにもかわいそうです。

 

みんなが、同じ黒のスーツを着て、就職活動をするようになったのはいつからでしょうか?

 

大昔、私の就職活動は、今とは比べものにならない位のんびりしたものでした。(その時は大変だと思っていましたが・・)エントリーシートなるものもないし、服装も、特に女子は思い思いの格好でした。髪の毛も後ろで結んでなんかいません。私は、真夏はブラウスとスカートで就職活動をしていたことを覚えています。ただ、その時でも、金融機関はきっちり紺のスーツでないと落とされるなんて話もありましたが・・・。

 

それは今のように情報が溢れている状況でなかったからできたのかもしれません。

この情報社会では、知らなくていいことまで、本当かどうかわからないことまで、様々な情報が溢れています。その中から情報を取捨選択することは、とても難しいことです。

私が、今の学生だったら、やっぱり汗をかきながら黒いスーツを着て、猛暑の中、就活に走り回っているかもしれません。きっと走り回っているでしょう。

就活生の皆さん、頑張って、納得のいく就職活動をしてください!!