少し前の日経新聞に載っていた記事から。

『HB嫌い 濃いめが好き』

 

長年、鉛筆の定番だったHBの存在感が薄くなっているそうです。

都内の小学校で調べたところ、6年生44人のうち、Bまたは2Bの児童が61%、HBだけを使っている児童はわずか1人、

Ⅿ鉛筆によると 20年前は売上の半数近くをHBが占めたが、2014年には 2Bが4割超、HBは約2割に減ったそうです。

鉛筆は大人が使う機会は少なくなり、現在は子供向が中心だそうですが、硬くて細い線が書けるHBよりなめらかに書きやすい鉛筆を選ぶ傾向が強まっているとのこと。

 

『鉛筆の持ち方が不安定で筆圧が弱いため、硬いHBを使いこなせない』

『水道の蛇口や傘などワンタッチでできることばかりで、日常生活の中で指先の力を使う機会が減った』 などが理由として挙げられていました。

 

私が小学生のころ、高学年になってHB鉛筆を筆箱の中に並べたときちょっとお姉さんになって得意な気分になったことを覚えています。

 

時代は変わります。昔の価値観を押し付けてはいけません。でも、こんなところまで自分の価値観にずれがあるなんてと少しショックな記事でしたので、紹介させていただきました。

杞憂でしょうが、近い将来、世界に誇る手先の器用な日本人がいなくなるなんてことがありませんように!!