新聞に「小学生高学年小遣いどう渡す」という面白い記事をみつけました。

お小遣いには、「固定制」と「報酬制」があります。

それぞれのメリットデメリットもあります。

「固定制」のメリットは、与えられた金額の中でやりくりができるということ、デメリットは、何をしなくても毎月もらえると思ってしまうこと。

「報酬制」のメリットは、労働の対価という意識が子供にめばえること、デメリットは、お金をもらわないと手伝いをしなくなること。

だそうです。

 

私の子供時代を振り返ってみると、我が家は固定制。労働の対価としての報酬という考え方はありませんでした。家の手伝いをすることは当然のことという教育方針だったようです。また、子供の頃の友人の中には、テストで良い点をとればお小遣いがもらえるといった制度があった家庭もありましたが、それも我が家にはなし。自分のために勉強をするのだから、成果報酬はなしというところでしょうか。

友人の家庭の話を紹介します。娘さんに洗濯一式を発注しました。洗濯をし、干し、取り入れ、たたみ、家族それぞれの場所に収納する、それが娘さんの仕事です。その対価としてお小遣いを渡します。試験中でも、一切手伝わないと言っていました。まさしく労働の対価としてのお小遣い制です。

どちらにしても、お小遣い制によって、お金は欲しい時に湧き出るものではないことを子供に教えることができます。自分で管理し自由に使えるお金を子供が持つということで、お金の意味を子供たちも知っていきます。

また、お小遣い帳をつけることによってお金を管理するという習慣がつきます。

会計の基本はお小遣い帳です。現金出納帳や預金出納帳なんて名前がついていますが、原点はお小遣い帳です。

子供の頃からお金を管理するという習慣は、将来絶対無駄にはなりません!

 

ちなみに、私は、お小遣いでは賄えないものが欲しい時は、個別交渉(おねだり!)でした。これはこれでいい言い方をすると交渉力が身につくということでしょうか?

家庭内で欲しいものはプレゼンをして、買うかどうかを決める家庭もあるということを何かで読んだこともあります。

各家庭それぞれの方法で、子供たちにお金の教育をしていくことが必要ですね!!