配車アプリ最大手のシンガポールの会社が無人タクシーを商用化するとの記事を少し前に読みました。
東南アジアの交通渋滞や環境汚染、交通事故などの問題解決に役立たせたいとの意欲があるそうです。

 

義父の家にいくときは駅からタクシーを利用します。
タクシーの数もドライバーさんの数も少ないので顔見知りになり、乗り込んだだけで行先を言わなくても「お帰り。お父さん、元気にしてるよ」と声をかけてくれ、家まで送り届けてくれます。

徒歩圏にはスーパーや商店もないので、車を運転しなくなった義父も買い物にはタクシーを利用しています。

高齢者が多い地区です。

お正月に乗った時に聞いた話では、透析患者の方の送り迎えをしているので休めないとおっしゃってました。地域の人達の大事な大事な足になっているのです。

しかし、タクシードライバーさん自身も年配の方ばかりなのです。

この方たちが引退された後、人手不足の今日、過疎地でドライバーをしてくれる人材がいるのかなとふと不安になりました。

 

ここで、自動運転です。

本当に自動運転のタクシーが必要なのは、こういった過疎地、高齢者が多い地域なのだと思います。

高齢者の免許証返納を促進する動き、それはそうだと思います。私も義父が運転をしないようになってから心配事が減りましたから・・・。

でも、現実問題として田舎に暮らす者にとって車がないことは、自由に動けないことなのです。公共機関が発達している都会では、少しの不便を我慢すればなんとかなるかもしれませんが、田舎に住む人にとっては死活問題です。

何とか早く田舎で自動運転のタクシーが走らないかなと期待しています。

子供時代に読んだ未来の世界、すぐそこまで来ていればいいな!