朝のワイドーショーで、中高年の友活(ともかつ)を特集していました。

定年退職をしてふと周りをみると友達と呼べる人がいないことに気づき、友達の輪を広げる活動を友活というのだそうです。

60歳以上で家族以外に親しくしゃべる友達がいない人は4人に1人で、この割合は海外に比べると格段に多いということでした。

そこで、友達を作るべく趣味のサークルや交流会に参加するのだそうです。

趣味を通して「友達ができる」のではなく「友達を作る」ことが目的なんだと少し違和感を感じましたが、お茶のみ友達といったようにそれ自体は昔からよくあることだと思います。ただ、今はインターネットのおかげで、そういった集まりの情報が手に入りやすく、地域社会を超えて全く知らない人同士が知り合う機会ができているということなのでしょう。

小中高と新学期が始まる度に、仲の良い友達と一緒のクラスになれるかなとドキドキしたものです。そしてその期待はほとんどの場合裏切られ、一から友達作りをしなければならなくなりました。(小中高時代、特に女子はクラスに仲の良い友達がいないと寂しかったですものね。)

定年退職をしたサラリーマンが友達作りの場所を探しているという話を見た時、友達を作る場所自体が仕事一筋だった人たちにはないんだということに気づきました。その場所を積極的に探そうとするのが友活なのですね。

定年退職をしても第二の人生はまだまだ長い。新たな友達を作って、新たな世界を作っていくことはとっても大切なことだと思いました。

希薄な地域社会に代わって、新しい形のコミュニティが中高年にも生まれつつあるのかもしれません。