先日、相模原支部として初めて中学校で租税教室を行い、私は、カメラマンとして参加しました。

思春期真っ只中、高校入試を終えたばかりの中学3年生、体育館での大人数での租税教室。講師たちは不安でいっぱい、反応がなくても頑張ろうと心を奮い立たせて望みました。

しかし、杞憂でした。こちらの質問にも元気に手を挙げて答えてくれました。前に出てのロールプレイングにも積極的に参加してくれました。

基本的には小学生と同じ流れですが、中学生には、日本の税金の多くの部分が国債で賄われていること、国債を返すことに多くの税金が使われていることを話しました。

そして、中学3年生には小学生より選挙権の話がより身近です。あと3年以内に多くの生徒が選挙権を持ちます。選挙に参加することが税金の集め方使い道を決める一歩であること、自分が望む国の形を作る一歩であること、そんな話で租税教室を締めくくりました。

税理士会が行う租税教室の目的の一つとして、税理士という職業を知ってもらうということがあります。実は私も相当な大人になるまで税理士という職業を知りませんでした。今は学校で、キャリア教育が行われています。何の職業でもそうですが、若者がその仕事に興味を持って裾野が広がることがその職業の発展には欠かせないことです。授業の最初は「税理士を知ってる人?」の質問にはほとんど手が上がりませんでしたが、最後には若干無理やりの感もありましたが、手があがりました。税理士という職業が頭の片隅にでもインプットされているといいなと思います。

さて、授業は3時半ごろに終了しました。その後先生から「みんなは教室に戻って、着替えて掃除をします!」のお言葉。

ええぇ!今から掃除?しかも着替えて・・・。その日はプレミアムフライデー最初の日。先生方にはプレミアムフライデーは関係ないようでした。