今年度の小学校での租税教室が、先日の作の口小学校で終了しました。

相模原支部で租税教室に参加して3年、子供たちの前で話をするのも少し慣れてきたように思います。

しかし、中々思うようには授業は進みません。子供たちが45分間集中して話を聞いてくれるということがどんなに大変なことかを痛感します。

租税教室には1億円のジェラルミンケースを持っていきます。(もちろんレプリカです。この瞬間、すごく盛り上がります!!)

1億円を目でみて持って感じてもらいます。小学生一人が1ケ月勉強するには7万円の税金がかかります。小学校6年間で一人約500万円、1クラス30人だとしたら、ジェラルミンケース1つでは足りないということを私は伝えるようにしています。そうやって、みんなが勉強するにはたくさんの人たちが働いて納めた税金が使われていることを、しっかり知ってほしいと思うのです。

その事を話しながら、いつも思います。私たちは税金の使い道をもっともっと考える必要があるんだと。私たちは税金を納めることにはすごく関心がありますが、さてその使い道といえば、ほとんど無関心なのではないでしょうか?自分の生活だけが良くなるのではなく、日本に住んでいるすべての人にとって、日本の将来にとって最善の使い道を考えていくことが大切だと、租税教室を通していつも思います。

小学生に話をしながら、実は一番勉強になっているのは、私たち講師陣なのだと思います!

来年度も、子供たちのキラキラした目に負けないように話ができるよう、日々勉強です。