日本人横綱が19年ぶりに誕生しました。明治神宮での奉納土俵入り、大勢の方が見守ったそうです。私もテレビで観ていました。

日本人であろうとモンゴル人であろうと横綱は横綱だと思ってはいるものの、やはり19年ぶりの日本人横綱誕生は、嬉しいものです。

19年前、それはまだ20世紀の出来事です。そう考えれば、本当に長い時間です。

小さい頃は、夕方になるとテレビでは相撲中継がついていたような記憶があります。あの頃、国技である相撲はお茶の間には当たり前にあった存在でした。

小さな関取が大きな関取を倒す。土俵際でのせめぎ合い、つり出し等々。小さい頃の記憶が溢れだします。

稀勢の里関は中学を卒業して角界入りしたのだそうです。たたき上げです。横綱になる人にはたたき上げの人が多いとどこかの新聞で読みました。「こつこつ努力をすれば夢は叶う。」こつこつ努力をして夢が叶った人だけが言葉にできる言葉ですね。でもこれからが大変ですね。まだ夢の途中ですものね。りっぱな横綱になってほしいと応援しています。

みんな努力をして強くなろうとしているのだと思いますが、最後は心の部分なのかもしれません。

心・技・体。奥深い言葉です。武士道の精神、それは私たちの日常でも意識すべきことなんだななんて、稀勢の里関の奉納土俵入りを観ながら、私まで心引き締まる思いがした午後のひとときでした。