今年もクリスマスが近づいてきました。みなさんはどんなクリスマスを過ごされる予定でしょうか?

日経新聞にサンタさんのすてきな記事が掲載されていました。

アジアでただ一人の本物のサンタさんが日本にいるのだそうです。グリーンランド国際サンタクロース協会というところがあり、そこでは長老サンタさんが一人ではプレゼントを配ることができなくなったということで1957年よりサンタさんの認定制度を設けているそうです。公認サンタさんは北欧北米を中心に120人ほどいるそうです。その中の一人が日本人のパラダイス山元さんとおっしゃる方でアジアでただ一人の公認サンタさんです。

協会の認定試験は中々ハードです。試験を受ける資格は体重が120kg以上、結婚していて子供がいること。試験の内容は、制限時間2分の体力測定。50m全力疾走、煙突を登り暖炉からはい出て、ジンジャークッキーを早食いし、再び煙突から帰る。上位2人が長老サンタさんとの面接に進むといったものです。

これだけ聞くと、なんかふざけているようにも思いますが、第一の活動は、児童福祉施設や病院にいる子供たちにプレゼントを配ること。山元さんはサンタさんになって忘れられない出来事があるそうです。児童福祉施設に行ったとき、子供からクシャクシャに丸めた紙を手渡されたそうです。そこには「助けて」と。もちろん後で県庁に報告をしたそうですが、その出来事から、サンタにしかできないことがあると強く感じられたそうです。

もう一つ、公認サンタさんの大事なお仕事、それはクリスマスの正しい文化を伝えること。協会ではクリスマスはキリスト教徒だけでのものではないという見解。日本の独自に進化を遂げていったクリスマスを世界標準に近づけるべく日本人の公認サンタさんは活動しています。プレゼントをもらうにもちゃんとした作法があるのだそうです。クリスマスはただプレゼントをもらえる日ということでも、恋人と過ごす日ということでもなく、家族の絆を深める日。

我が家は仏教徒だからクリスマスなんて関係ないなんていう頑固おやじたちも、クリスマスは家族の絆を深める日なのです。そんなことを感じながら過ごすクリスマスはまた違った意味を持ってくるかもしれませんね。