トランプさんが大統領に選ばれました。

賛否両論あるでしょう。これからの日米関係がどうなっていくのか。世界経済はどうなっていくのか。日本はどこへ行くのか。そうった複雑な問題は、よくわかりません。そもそもアメリカという国のことも私はよくわかっていませんから・・・。

ただ、昨夜ニュースでみたことが気になるのです。

ある州の公立小学校での出来事が紹介されていました。移民の子供たちが、とても不安に思っているということでした。今までは人種差別的ないじめはなかったのに、トランプさんが出てきてからけんかの時に「そんなだったら、トランプにメキシコに帰されるぞ!!」という発言があったという先生の証言でした。先生自身、その発言を聞いてとてもショックを受けたと言っていました。

アメリカが人種差別のない国だとは思っていません。でも、今回の大統領選を通じて移民の存在がクローズアップされることによって、不安を抱いている子供たちがいるということです。

私が子供の頃は、政権は自民党が持っているのが当然でした。それが何かの選挙で自民党が負けるのではといった報道がされたことがありました。(実際はどうだったのかおぼえていませんが)そのことが子供ながらに自分たちの生活が何かかわってしまうのではないかととても不安に思ったことを思い出しました。

子供は、大人に比べ自分が理解できる限られた情報の中で生きているのだと思います。そして、まだ自分で何かをする力を持っていない。だからこそ、トランプさんの過激な発言に便乗して発言し、言われた子供たちは大きな不安を抱いているのだと思います。

トランプさん、まず初めにどうか子供たちの不安を消してあげてください。

アメリカはもともと移民の国だったはずです。私の大好きな「風と共に去りぬ」の主人公スカーレットオハラの父親もアイルランドからの移民ですもの。