ふるさと納税、以前のようなテレビ等でのお得情報の報道は落ち着いてきたように思いますが、ふるさと納税は静かに浸透しているようです。私のまわりにもふるさと納税をしているという人が増えてきました。

以前のブログでも紹介しましたが、ふるさと納税をして寄附金控除を受けるためには確定申告が必要です。しかし、サラリーマン等一定の要件を満たす人はワンストップ特例を適用することによって確定申告が不要になります。⇒ふるさと納税、ワンストップ特例と確定申告

その際に必要なワンストップ特例申請書の書式が平成28年から変更されています。平成28年から確定申告書にマイナンバーの記載が義務付けられたため、ワンストップ特例申請書にもマイナンバーの記載欄が追加されています。

申請書には、マイナンバーを記載するだけでなく、①番号確認書類と②本人確認書類を添付する必要があります。

個人番号カードを持っている人は、そのカードの裏面が番号確認書類、表面が本人確認書類となりますので、個人番号カードの両面をコピーして添付します。

個人番号カードを持っていない人は、通知カードが番号確認書類、免許証等の身分書が本人確認書類となりますので、通知カードと身分証のコピーを添付します。

これは、複数の自治体に寄附をした場合には、それぞれの自治体に提出する必要があります。

一つの自治体に1年に複数回寄附をした場合には、申請書はその度ごとに提出する必要がありますが、確認書類は最初の提出だけでよいようです。しかし、自治体によって手続きが異なる場合もあるので、その自治体に問い合わせをして確認をしてみましょう。

平成28年分のふるさと納税、ワンストップ特例申請書の提出期限は平成29年1月10日必着(予定)です。

特例申請書の提出が間に合わなければ、確定申告をして寄附金控除を受けることになります。複数の自治体に寄附をした場合、マイナンバーの確認書類の添付の手間を考えると、もしかしたら、確定申告をした方が手間がかからないかもしれませんね。