先日、相模原支部の租税教室の勉強会に参加してきました。

私も、昨年から本格的に参加しているのですが、この勉強会がなかなか面白いのです。租税教室の勉強会といえば、シナリオをどうするかとか、模擬授業で練習するとか、そういうイメージですが、この勉強会はそうではありません。租税教室を開催するにあたっての、私たち税理士の根本的な考え方の整理をする場になっています。

例えば、租税教室では、最初に学校の先生から紹介を受けますが、「今日は税務署の方が来てくれてお話をしてくれます。」といった紹介を受けることが度々あります。「私たちは税務署の人ではなく税理士なんです。」と、税理士の仕事を説明します。そこで税務署の人と私たち税理士の違いをわかり易く説明する必要があります。

税理士の仕事ってなんだろうということも掘り下げて考えていくと、なかなか奥深いものがあります。日頃、そんなことを考えもせず、日々の仕事に追われているだけなので、この勉強会で少しいつもと違う脳みそを使うのはすごく刺激になっています。

子供たちにとって、いつもの先生ではない外部の人から受けた授業は印象に残る経験だと思います。

選挙権年齢が引き下げられ、全人口の83%が選挙権を持つのだそうです。租税教室を通じて子供たちが、税金に興味を持ち、政治に興味を持ち、将来選挙に行ってくれればいいなという思いで、今年も租税教室に参加していきたいと思っています。