私の子供の頃は、スーパーのレジは手打ちでした。レジのお姉さんが、商品に張られている値札を見ながら、ブラインドタッチ(もちろんその頃はそんな言葉、知りませんでしたが・・・)でレジを打っていく。その姿にとっても憧れたものでした。

時は流れ、今はバーコードで読み取る方式になり、あの姿を見られなくなってから久しくなります。いつごろからPOSシステムが導入されたのか調べてみると、1980年代にコンビニが導入してから広がっていったようです。今の若い人たちは、レジを手打ちしていた姿なんて見たことがないかもしれませんね。

さて、そんなPOSレジですが、ご存じのように、3つの形態があります。

①店員さんがバーコードを通して、店員さんがお会計をする一般的なもの

②セルフレジ、お客さんがバーコードを通して、お会計までセルフでするもの

③セミセルフレジ、店員さんがバーコードを通して、お会計は、別の端末でお客さんがするもの

皆さんは、どの形態がお好きですか?

私が常連のスーパーは①②の形態で③は導入していません。私は、一週間分をまとめて買い物するので、①を選びます。スーパーのエコバッグを買うと、直接そのバッグに詰めてくれるので、かごからバッグに詰め替える時間が節約できて、まとめて買い物をするには時短になるように思います。

②は、少しの買い物をした時、①のレジが混雑しているときに使います。子供たちには人気のようです。ただ、やはりセルフでするのは、少し時間がかかるように思いますので少量の買い物限定です。

時々使うスーパーが③の形態です。初めての時は、精算をするのに手間取ってしまいました。しかし、レジ1台に対して精算機は複数台あったので、後の方にもそんなに迷惑をかけなかったと思います。2度目になると精算もスムーズにできるようになりました。

スーパーの人手不足の解消のためにセルフレジが広がってきていると新聞で読みました。自分で体験してみて、その通りかもと実感しました。バーコードを専門の店員さんが通してくれると、セルフレジに比べて待ち時間が少なくて済みます。また、お会計のために精算機に移動した時点でレジに並んでいるという感覚も解消します。レジで待っているストレスがずいぶん少なくなるように思います。人手不足解消と顧客満足度、一石二鳥です。

ただ、忙しい子育て世代等の人達にとっては、効率が最優先かもしれませんが、レジでなんだかんだと話をしながら精算してもらう、そんな人と人との触れ合いも大切なことなんだろうなと、最近少しだけ思うようにもなってきました。