一人暮らしをしている義父が入院しました。

さて、大変です。今までも、白内障の手術だとか短期の入院は何度かありましたが、一人で入院して、一人で退院してくるといった程度のものでした。今回は少し様子が違います。

義父は、25年ほど一人暮らしをしています。夫は18歳の時に実家を離れて以来、実家には住んでいません。家のことは何がどうなっているのかさっぱりわからないのです。義父の容態が落ちついてきて、今は聞けばしっかり答えてくれますが、田舎で一人で暮らしていくことは、本当に大変なことだと、都会育ちの私は痛感しています。

ただ、今回のことで、ご近所の方に色々助けていただき、義父が地域の中で暮らしているんだということも実感しています。

 

介護のことは、避けて通れない問題だとは思っていましたし、突然やってくるんだろうなとも思っていました。でも、当事者になった今、様々の不便を感じてしまいます。役所への色々な手続き、銀行窓口、ソーシャルワーカーとの打合せなど、基本的に土日はやっていないのです。実家が遠く、勤務の間にちょっと行ってくるなんて距離ではない場合、その手続きや打合せのために、仕事を休まなければならないのです。親が病気になれば、急に仕事を休むこともあるでしょう。ですから余計に、事務的な手続きは、土日にできれば、家族の精神的な負担も軽減できるのではないかと思います。

役所は、地域住民に対してのサービス業だと思うのです。それであれば、土日とまではいいませんが、どちらかはサービスを提供してくれてもよいのではないのかしらと思うのです。

いきなり、様々なことが起こって、少しパニックになっているので、悪態をついてしまいました。

介護離職ゼロを目指すなんて記事を先日新聞で読みましたが、企業に任せるだけでなく、国、地方公共団体も対策を本気で考えてほしいと思いました。今、子供を出産する年齢が上がっていることから、子育てと介護の両方を担っている人も多いそうです。子育て支援ももちろんでしょうが、遠距離介護についても少しでも支援してくれる政策ができればなと思います。