先日、相模原支部の研修で、認知症について相模原市健康福祉局の方からお話を伺いました。

2010年では65歳以上の7人に1人が認知症で、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると予測されているのだそうです。

一口に認知症といっても、種類と特徴があります。例えば、アルツハイマー型認知症は物忘れからはじまり、ゆっくり進行していくことが特徴です。また、認知症かと思っていたら他の病気であることもあるそうです。女性の方が長生きということもあるのかもしれませんが、認知症は女性に多く、若年性認知症(65歳未満で発症)に関しては、働きざかりの男性に多く、疲れや更年期症状と間違われ、診断が遅れることが多いということです。

いずれにしても、認知症について正しい知識をもって、認知症に早く気づくことが大切です。

相模原市では認知症にやさしいまちづくりということで「認知症サポーター」を養成しています。これは、認知症について正しい知識をもって認知症の方やその家族の方を温かく見守ろうという試みです。特別な活動をするということではありません。認知症サポーター養成講座を受講すればサポーターになることができます。

私は、認知症について専門家から話を聞いたのは初めてでした。認知症サポーター養成講座という形ではなく、時間も短かったのですが、非常に有益なお話でした。

高齢化社会の今、認知症は、大きな問題です。また、自分や家族、友人誰にでも起こりうることです。自分はもとより身近な人が認知症になっていくのを見るのはとても辛いことだと思います。でも、認知症を理解していれば、早く発見できるかもしれないし、少しは適切な対応ができるかもしれないと思いました。高齢者を社会で見守る、そんな社会になっていかなければいけないと思います。