先日、相模原市立作の口小学校にて租税教室を行いました。私が租税教室に参加するのは、昨年12月に続いて2回目です。

作の口小学校の6年生は、とっても元気で、とっても素直な子供たちでした。子供たちの元気に助けられ、とても楽しい授業をすることができました。

前日に、税金についての予習の授業を受けていたこと、そして国会議事堂見学が間近にせまっていることなど、子供たちの税金に対する興味が高まっている時に、授業をさせてもらえたことを感謝しています。

租税教室では、税金の公平な集め方について考えてもらいます。お金がいっぱいある人が税金を全部負担する?どんな人でも同じだけ税金を負担する?どんな人も同じ割合で負担する?稼いだお金に応じて負担する?

稼いだお金に応じて負担するのが公平だと考える子供たちが圧倒的です。お金持ちだけが負担したり、みんな同じだけ税金を負担して生活ができなくなったりすると困ると考えるようです。

45分の租税教室では、中々定着しないでしょう。でも税理士という職業の人が来て、税金の勉強をしたということが、少しでも子供たちに残ってくれるだけで租税教室の目的は達成できたと思います。

私は、税理士として税金に携わった仕事をしています。けれど、日々の作業や、ころころ変わる税制に対応するのに精いっぱいで、税金について深く考えることは中々ありません。ですから、租税教室で子供たちに伝えるために、改めて税金について考えるということは、自分にとって大変有意義なことだと強く感じています。

子供たちに最後に伝えた「税金をどのように集め、どのように使うのか、それを決めるのは国民みんななんだよ。だからしっかり考えて素敵な日本にしてください。」というメッセージににうそがないよう、私たち大人はしっかり考えて、次の世代にバトンを渡さなければならないですね。