シルバーウィーク、皆様はどの様に過ごされたでしょうか?

各地は大混雑。それでもニュースでインタビューされる人たちの顔は輝いていました。

 

シルバーウィークが明けた今朝、テレビで、下流老人の話題を取り上げていました。下流老人とは社会福祉士の藤田孝典氏が作った造語で『生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者』をいいます。

自営業で一生懸命働いてきたのに、病気をして収入が途絶え、貯蓄も使い果たしてしまった方。

贅沢をせず、質素に暮らしながら厚生年金基金を支払い少しでも豊かな老後をと思っていたのに、会社が倒産して厚生年金基金が支給されなくなった方。

下がっていく年金支給額。月300円下がったら年3600円。それで電気代の1ケ月分が払えると話しておられた方。

少なくとも、サラリーマン生活を続けてきて、こんな老後を予想する人はいないのではないでしょうか。

 

若い世代の雇用も安定せず、現役世代が年金制度を支えられなくなってきている現実。

多くの中小零細企業にとって社会保険は頭の痛い問題です。やはり大きな負担になります。社員を雇う以上、それは企業の責任であるとは思いますが、現実はやはり厳しいです。最近は、年金事務所からの立ち入り調査の話も聞きます。ただ、会社の経営に社会保険の負担が重くのしかかったとしたら・・・。これから会社を立ち上げる方は、社会保険加入義務があるということをしっかり認識しておく必要があると思います。

 

5連休のシルバーウィークは、次回は11年後になるそうです。その時、どんな社会になっているのか。

消費税増税の使い道は社会保障の安定化と充実です。しっかり見届けていきたいですね!