先日、2週間計6回にわたって青色申告会で複式簿記の講師をさせていただきました。

簿記の講師は初めての経験でしたので、緊張しましたが、なんとか6回の講座を終了することができました。参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。そして、最後に、がんばって帳簿をつけていきますと力強く言ってくださり、本当にうれしく思いました。

6回を通じて感じたことですが、会計ソフトが発達している現在、簿記の知識などほとんどなくても、ソフトに入力すれば、なんとなく貸借対照表や損益計算書、元帳がプリントアウトされます。でも、それではつまらないということです。

この仕訳はどういう意味なのか、この仕訳がどんな帳票になっていくのか、そういうことを一つ一つクリアしていくことによって、出てきた数字の意味することが理解できるのではないかと思います。

社長さんにとっては、もちろん本業が大切です。簿記の勉強に割いている時間はないと思いますが、事業を始められる時には、簿記の基本だけでも学んでみられるのもいいのではと思います。